虹の街、“虹霓市”。広大な山と海を背にして位置するこの街では毎日必ず虹を見ることができる。そんな虹霓市に引っ越してきて、はや一年。高校二年となった常塚翔吾は虹の袂を探しているという不思議な少女、水埜亜渡良と同じクラスになる。彼女を知る者たちからは関わり合いにならない方がいいと忠告を受けていた翔吾だったが、ひょんな切っ掛けで彼女の秘密をしることになる――。