第30回電撃小説大賞

女王の日に、学生小説家・ルイスは仲間と結託し、同級生の女子に付き纏われている友人が恋人と心置きなく祭を楽しめるよう、入れ替わり作戦を決行する。　途中で服を取り換え、友人のふりをして過ごしていたルイスは、リーゼという娘と出会う。実はリーゼはこの国の王女で、公務を無断で抜け出してきていた。そうとは知らず、授賞式までには家へ帰るという約束の元、ルイスはリーゼと行動を共にする。　同級生や破落戸に追い掛け...

※電撃大賞応募作につきオチまで書かれています。ご注意ください。『はじまりの村』の少年――プラム・ブルーは、加護の光を宿さない無能の者である。　生活に様々な困難を抱える彼はしかし、毎日を懸命に生きている。　プラムは、自分の正体を知らない。自分に課された使命を知らない。自分の中に眠る大いなる力を知らない。　しかし彼は知っている。魔物の脅威がすぐそこまで迫っていることを。　漠然とした衝動を抱えていたプ...

あ～めんどくせぇ〜⋯⋯⋯⋯。不登校生徒である神門創一17歳。高校生である彼だが、ずっと学校へ行くことは決してなかった。しかし今日、彼は鞄を肩に引っ掛けて今──長い廊下の一つの扉である教室の扉の前に立っている。「はぁ⋯⋯ん？」溜息を吐きながら扉を開けたその先は、何やら黄金色に輝いていた。「どういう事なんだ？」すると気付けば真っ白な謎の空間へと移動していた。「神門創一さん──私は神様のアルテミスと申...

文芸同好会に所属している高校一年生の少年、鹿芝将鐘は部活のあったその日、水筒を部室に忘れて取りに戻った際に偶然にもいじめを受けて半年前から不登校になっていた元クラスメートの一宮と再会する。いじめの加害者が鹿芝の友人だったこともあり一宮は鹿芝に罵詈雑言をぶつけ、その果てに暴力行為に及ぼうとするが間一髪でそれを阻止。だが、その拍子に鹿芝は一宮を殴りつけてしまう。　しかし一宮は文句も言わず去った。その...

世紀の難問「リーマン予想」に執着する祖父に厳しく育てられた少年、五十七素則。数学専門の高校に主席で入学する。やがて祖父が亡くなり、彼は祖父を許してリーマン予想証明を誓う。だが校長から入試の真相を聞かされ、上位にならねば退学というピンチに。初回の試験では最下位になり、絶望して身を投げる。彼を救ったのは、地球の数学を調べに宇宙から来たという少女だった。自分と似た境遇の少女に彼は惹かれていく。同じ頃、...

生まれつき心臓が弱く、夢も希望も失っていた朝比奈獅子。　そんな幼き日の獅子に生きる希望を与えてくれたのは、ある一人の少女だった。　彼女と交わした約束を心の糧に、辛い手術を受け入れ、新たな心臓を手に入れた獅子。　心身共に生まれ変わった獅子は、命の恩人である楠木桜花に会いに行くことを決心するが。「……私に関わると死ぬよ？」　そこには、誰にも笑わない。誰にも心を開かない桜花の姿があった。　転校先の高校...

【第30回電撃小説大賞用あらすじ】幼少期に叔母による虐待を受けて育った阿久聖は心にトラウマを抱えていた。肝心な時に選択・決断ができないという精神的なもので阿久はずっとその呪縛から逃れられずにいた。そんな過去を持ちながらもブラック企業にて働く日々を送っていた阿久は会社に新人として入社した神崎セピアと出会う。ある日彼女と共に鬼のような化物に襲われてしまうが、セピアが突如天使になることでそれを撃退する...

ボク、ぼく、僕…いつの時代も僕は自分を「BOKU」というロボットのように感じていた。　幼い頃から、ちょっとみんなと違っていて、他の子が当たり前にわかることが、よくわからない「ボク」。心配して母親は様々なお稽古ごとをやらせる。　やがて小学校高学年になり、「いじめ」られるようになった「ぼく」。周りの奴らに負けまいと、一生懸命勉強した。父親は、成績のことばかりを言うようになった。一方で初恋は他人の誤解...

十年前、大戦があった。　大戦によって、当時少女だったアンは両親を喪い、両目から光を失い、意識を失った。　そして十年の月日を経て、アンは目覚めた。　その身に舞い降りた、もう一つの意識と共に――「私は憤怒の大罪が故、この世界を救った英雄を倒す」　魔法と剣が乱舞する、異世界バトルファンタジー。 ...

主人公は、現代の日本で暮らす高校生・水野慶司（みずの　けいじ）。ある日、彼は古本屋で三国志とよく似た異世界に転移した！　そこでは三国志の英雄達は全員女性だった！劉備玄徳、関羽雲長、張飛益徳も全員美少女となっている。劉備玄徳は、銀髪金瞳の絶世の美少女で、のその義弟、劉燈紫音(りゅうとう　しおん）に生まれ変わった水野慶司は、義姉・劉備玄徳とともに天下統一の為に戦乱の中国を駆け巡る。超美少女の義姉・劉...