• どこにでもある田舎・伏見谷で普通の高校生として暮らす平凡(?)な妖狐・壬は、ある日、格も次元も違う鬼の女の子・伊万里と出会う。彼女は、三百年前に妖狐の谷・伏見谷をつくり世を去った「大妖狐・九尾」の力を引き継ぐ者の花嫁となるべく、伏見谷へ嫁いできた鬼の里の姫だった。これは、恋に不器用なあやかし二人が普通に恋するお話し。※ゆっくりのんびり改稿作業中。本筋には影響ありません。多少の地殻変動が起こるかも...
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  • 悪夢から目覚めると、何故か兎の姿で森の泉の前にいた。二足歩行で兎が歩いて喋る不思議な妖世界。目覚めて早々、薬草泥棒を疑われ、小さく不気味な紙人形を相棒に、妖達から何故か無理難題を吹っかけられる日々。これは、人の世界から来た小兎が、妖達に翻弄されながら、妖世界の帝になるまでの物語。 ...
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  • 「! …、それは、…」 九条様は、言葉を失った。 本当か? と言いかけてやめた。なぜなら、にゃまとは嘘は言わない。 一番よすが殿の側にいてすべてを見ているにゃまとが言うなら本当のことだ。 心臓がバクバクと体を揺らすほど動き出した。 嬉しさと同時に、自分の心の狭さが、よすがを傷つけてしまっていたことに気が付いた。 九条様はたまらなく切なくなる。 ...
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  • 紅緒の勤め先、隣席の男は頭から闇を被っていて顔がわからない。ある日男と縁づいてしまって以降、行く先々で怪異と出会す羽目に――見て見ぬ振りをするのも真摯に向き合うのも、紅緒次第。 ...
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  • 私こと静城妖香(しずき あやか)は妖怪、都市伝説なんかの怖い話が大好物バッチコーイ! な普通の女子高生!学校帰り口裂け女に出会い、思いっきり泣かせちゃった!?そこに出て来た超絶イケメン かっこ死語かっことじ な十束幽玄(とつか ゆうげん)さんの質問に答える形で口裂け女が本物だと知った私の好奇心は止まらない!むっちょりねっとりと大好きな妖怪さん達にだいしゅきホールドしたいがため、強引に幽玄さんのお...
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  • 春、うっかり川に落ちて気づけば鎌倉時代に来てしまった少女、彩夜芽(あやめ)。そこで彩夜芽と同じく人でない者が見える少年、結理と出会う。その出会いがすべての始まりでー。人とあやかしが関わり今と過去が交錯する中で、時に埋もれてしまった秘密を探す。秘密の先にあったのはー。 ...
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  • 時は、明治二十年。浅草にある黄昏座は、妖を題材にした芝居を上演する、妖による妖のための芝居小屋。記憶をなくした主人公は、ひょんなことから狐の青年、琥珀と出会う。黄昏座の座員、そして自らも”妖”であることを知る。主人公は失われた記憶を探しつつ、彼らと共に芝居を作り上げることになる。提灯からアーク灯、木造からレンガ造り、着物から洋装、世の中が目まぐるしく変化する明治の時代。妖が生き残るすべは――芝居...
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  • 沖 惣次郎、三十三歳、独身。小学二年生の女の子 日和と、今日からほのぼの二人暮らしを始めます。のはずが、引っ越した先はまさかの妖怪屋敷。お稲荷様に座敷童子や付喪神、妖怪よりも妖怪らしいお婆さんと怪しいお坊さんなどを交えて織り成す、どたばた人情?妖情?劇。 ...
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  • 霊異。 そう呼ばれるモノを、私は見てきた。  人ならざるモノ。闇に巣くうモノ。 それは生物と呼ぶには余りに死に体で、非生物と呼ぶには余りに生き生きとしていた。 私が己の特異さに気付いたのはかなり遅かった。 それまで私は、下半身の無い人間や走る人体模型や、喋る絵画を普通だと思っていたし、檻の中にいるパンダなんかよりずっと、街中の顔のない人の方が面白いと思っていた。 まぁ結局、一番面白いのは私だった...
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  • 十三段(とみた)澪(みお)は、家が普通では無いけど、本人は普通の女子高生。ある日、古くからお世話になってるイケオジ、荒国さんからの知らせで家族の危機を感じた途端、逃げずに家に帰ってしまう。そして、家族の無惨な姿を見つけた後、何かに導かれるように、庭にある古い井戸に向かって進んでいく。そこから、この物語は始まる。 ...
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