三十一回目に自分を買った女は、自国を滅ぼした国の重鎮でした――。
著者: @Linsha
最新: 九 母と娘、そして赤い鼠
時間: 4 月 前
まとめ:
神によってつくられたと言われる異世界「内社」にて。齢十四にして、売られた回数は二十九。奴婢として半生を生きてきた少女・鑭依。運よく大商人の養女になれたものの、二年後、再び奴婢として売られることになってしまった。そんなときに限って、突如始まった敵国の侵攻。「私、まだ、死にたくないので」 鑭依の人生の指針は「安定かつ平和でやや長めの一生」である。 それを打つ壊していく人こそ、自国を滅ぼした(けど一応恩人の)美しき女主人・麗月。 これは、一人の少女と、少女とともに生きた人々の物語。「小説家になろう」「pixiv」にて同作品を投稿しています。