「星遊び」は長編ながら、「冬」という季節を描けていませんでした。そこで冬の物語も入れてみようと思い、「番外編」として一編トライしてみました。冬の日、一人山小屋へ出かけたタケルが訳もわからぬ一人の美女と遭遇します。行き倒れかとも思われた美女を介抱するうち、タケルは妖しの中に取り込まれ・・・美女の正体は？　タケはどうするのか・・・？宮中の場面が出て来ますが、特に歴史上の誰と想定はしていません。ちょっと悲惨に描きすぎたかな？という気はしますが・・・渾身の小品です。