幼女と歩むは修羅の道
著者: 雨屋悟郎
時間: 5 月 前
まとめ:
魔物が出現によって滅んだ日本。その片隅の迷宮の奥底で黒澤透利は幼女と出会う。 美しい緑髪と紅眼を持つ幼女は、自らを異世界から来た賢者だと名乗り、命を救った透利に高慢に交換条件を持ち出した。 ――ユニークスキル、[狂戦士《ベルセルク》]の制御を助ける代わりに、その身体をつかって自由に研究させよ。 [狂戦士《ベルセルク》]によって大事な人を失い、孤独な冒険者として生きてきた透利は幼女の提案を飲むことにする。 そして二人は契約した。「俺が自我を失って味方を殺しそうになった時は、ジュリエッタ=リンクス=アーデルハイド、お前が俺を殺してくれ」「誓おう、黒沢透利。貴様が真に狂い貴様にとって大事な何かを失わせようとしたとき、黄昏の賢者ジュリエッタ=リンクス=アーデルハイドが貴様を魂の一片までも塵に変えてやろう」 契約として始まった関係は、ハンデを持つだけで才能の無いはずだった透利を凄絶な戦いへと巻き込んでいく。そして戦いはいつしか迷宮にまつわる世界の核心へと迫ることになる。※小説家になろうでも投稿を行っています。…続きを読む