氷、無音、湖上にて――少年スケーターは神隠しに遭う。

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著者: 天上 杏
時間: 4 月 前
まとめ:

一年前にスピードスケートを引退し、フィギュアスケートに専念していた小学3年生の鮎川哲也は、スポーツ少年団への義理を果たすため、スピードスケート競技会(通称:阿寒スプリント)に急遽出場することとなる。音楽を魔法と考え、氷上の楽譜になることを至上の目標とする哲也にとって、スピードスケートの氷上はあまりにノイズに満ちていた。辟易する哲也の前に、一人の少年が現れる。「ねえ、もっと静かな場所へ行かない?」少年に誘われ、哲也は凍結した無人の阿寒湖の奥地へ足を踏み入れる――※黒崎伊音さんの「60×30」と、拙作「氷上のシヴァ」のクロスオーバー小説です。「60×30」https://kakuyomu.jp/works/1177354054919341289「氷上のシヴァ」https://kakuyomu.jp/works/1177354054895345100…続きを読む

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