ひとつの星が終わる。けど私は、愛を知らない――
著者: 野水はた
最新: 第39話 わたしの望み
時間: 4 月 前
まとめ:
「この地球デ最も尊い百合カプを私の元へ連れテこい」 連れてこなければ、この星を滅ぼす。白滝みたくウネウネした宇宙人がそう言った。しかし、田中奈々香はぼっちの陰キャだった。百合カプだとかそれ以前に、そもそもの交友関係を持っていなかったのだ。地球、ピンチ。奈々香は仕方なく、たまたま知っていた浅倉咲良の家を訪ねることにした。話したこともないし、そもそもぼっちとギャルじゃ人種が違う! けど、しのごの言っていられない。 「浅倉さん! 今から私のこと好きになってくれない!?」 これは、自分自身が地球で一番の百合カプになるという最後の手段だった。一時的にとはいえ、なんとか地球滅亡の危機を免れた奈々香と咲良だったが、次に現れたのはノンケ星人! 「百合なんて認めない。貴様らが百合だというのならこの星を滅ぼす」 ああもうめんどくさい! でも、やることは一つだけ。地球を守るために、今度はノンケのフリをすればいいだけ、簡単だ。しかし咲良がとった行動は、驚くべきものだった。 これはぼっちとギャルと、異星人が織りなす。宇宙すらも巻き込む超超大規模な恋愛ストーリー!…続きを読む