だらしない男がいた。仕事は長続きせず、対人恐怖症、絵に描いたようなダメ男が世の中に疲れボロ車で車中泊の旅に出る。そんな中ある山陰地方の絶壁で立ち尽くしている美女と出会う。彼女の名前は「みどり」。主人公は崖で彼女に声をかけ、救い出すことに成功したが、彼女との出会いによって男の運命は劇的に変化していくことになる。それは主人公にとっても、みどりにとっても予期しない運命だった。（作品中の固有名詞は全て仮名です）