「飼い慣らされた狼は花ばかり見る」の奏花の両親の出会いの物語。触れるだけで人を殺す毒を放つ仙人、禄花。孤独な彼が出会ったのは、まるで玉石から削り出されたように感情の動かぬ陰陽師、以斉奏臥。全ての始まりの物語。