魔法よ、遺物よ。巨人を滅せよ。過酷な地を生きる人々の重厚ファンタジー!
著者: 笹野にゃん吉
最新: ニ十章 追躡
時間: 5 月 前
まとめ:
ヨトゥミリス。人を殺す為だけにある、忌まわしき巨人族。魔法使いは、超常の力を以て長くヨトゥミリスの侵攻を妨げてきた。ところがある日、東の果てに、岳の如き巨影が現れる。身の丈およそ四分の一マイル。暗雲戴く規格外の怪物に、人族はなす術なく蹂躙されるしかなかった。誰もが人族の滅亡を予感した、その時。大地が鳴動した。そして、西の地平に聳立したのもまた巨人であった。光を呑む漆黒に彩られ、稲妻の如き黄金の冠を戴いた、黒鉄に鎧われし巨人。やがて鎧の巨人は、東の巨人へ向け、おもむろに踏み出しはじめた。あれは、果たして敵なのか? 味方なのか?一度は、絶望に膝をついた人々の決断とは――?二つの巨神目覚めしとき。嘆きと怒号が渦を巻く。神話の時代が幕を開ける。※世界観設定は第二部以降からご覧になりたい方、より詳しく本作の世界観を知りたい方のために用意されたものです。本作をご覧になるにあたり、必読せねばならない内容ではありません。※また本作はマグネット様、アルファポリス様でも掲載中です。…続きを読む