愛しているからこそ、手放さなくちゃいけないなんて皮肉な仕事。
著者: 三愛紫月
最新: 話をしよう
時間: 4 月 前
まとめ:
フォロー、応援♡、評価☆、感想、いただけましたら励みになります。1話、1500~2500文字以内になります。俳優である美麗と元声優兼俳優だった雨宮千歳(飴ちゃん)は、恋人関係を続けていた。そんなある日、事務所の社長である針山ことハリーさんに美麗と別れるようにと伝えられる。美麗と別れ新しい職場を紹介された飴ちゃんは、そこで南沢恋に出会う。恋は、女優笹森梓の元恋人だった。飴ちゃんと恋は、同じ理由で別れを選らんでいた。似た者同士だとわかった二人はすぐに仲良くなる。飴ちゃんは、美麗への愛の為に全てを捧げる決心をする。そんな飴ちゃんを取り巻く人間模様。飴ちゃんと恋ちゃんの愛は、ハッピーエンドを掴みとれるのか?俺の人生は、何でもありだった。夢も失い、希望もない。人生なんて、何の楽しみもない。本気で、人を好きになった事もないし。常に絶望だけが、俺を包んでくれた。両親を亡くしてから、食事も美味しいなんて思った事が一度もなくて、ただ胃袋に押し込んでいる日々に過ぎなかった。誰と何をしていても、幸せなんて感じた事も楽しいなんて思った事もなくて…俺以外の家族全員が行った旅行で、家族全員が亡くなった。俺は、中学卒業してすぐに天涯孤独になった。双方の祖父母と、俺の両親が亡くなった。親戚には、人殺しと呼ばれて、両親の姉弟達にも人殺しと言われて生きてきた。俺の人生なんてこんなもんだってずっと諦めてたんだよ。お前に会うまでは…。…続きを読む