革命家にはなれない僕らと、僕らが吐き出す音楽が紡ぐ、ささいな奇蹟の夜
著者: 音海佐弥
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時間: 4 月 前
まとめ:
家の物置でギターとバンド「MES CHERIS」のCDを見つけたときから、僕は音楽に魅了された。音楽が禁止された世界、今や誰も使わない音楽室の片隅で、僕はひとりギターを弾く。ある日、見ず知らずの少女が音楽室で歌をうたっていた。驚いた僕が思わずこぼした「音楽で世界を変えたい」という僕の夢へ、彼女が返した言葉。「音楽なんて嫌い。音楽を聴いている人も、やっている人も、みんな嫌い。大嫌い」少女が嫌いと言いながらも音楽を聴く理由とは?少女が歌声に乗せた哀しみの意味とは?これは、ほんのちっぽけな奇蹟みたいな夜の話。僕らを音楽で繋ぎ合わせた、僕らの未来へ向かう希望の夜にまつわる話。そして、どうしようもなく不器用な、ひとりの少女の物語。ささいな奇蹟の夜を革命と音楽で彩る学園ラブコメ、ここに開幕!*電撃小説大賞第22回二次選考・第23回二次選考通過作の供養です。なむなむ。…続きを読む