怪談×心霊番組×サスペンス。被害者を探す新感覚ホラーミステリー!

ホラー 50K Active
著者: @junichi
最新: 3-4
時間: 4 月 前
まとめ:

ゴーストパパラッチという深夜ローカル番組があった。幽霊の正体を明らかにすることで幽霊を成仏させるという今は珍しい心霊番組だ。=======================================================骨河丈夫係長(ほねかわたけお かかりちょう)は、東北の地方都市ききき町に一年ほど前に赴任してきた。新入社員の女子、物部耳子(ものの べみみこ)の怪談話に影響されて同僚の渦巻目ヶ一郎(うずまき めがいちろう)と向かった通称・《人形屋敷》という名の廃墟。そこで恐ろしいものを見て逃げ帰ってきた骨河係長は翌日、渦巻が失踪していることを知る。彼は警察から人形屋敷にまつわるもうひとつの恐ろしい怪談を聞く。骨河係長が仕事を休んだ物部の家を訪ねると、そこにいたのは筋骨隆々の外国人幽霊、加藤ボルテックスを名乗る謎の男だった。加藤の仕事は幽霊を語ることにより霊を払う、心霊番組「ゴーストパパラッチ」のカメラマン、物部はそのリポーターだというのだ。不思議な縁から騒動に巻き込まれていく骨河係長。果たして渦巻は帰ってくるのか? そして人形屋敷に眠る、報われぬ霊の正体とは?※以下ネタバレのあらすじどこでも商事の骨河丈夫係長は新入社員の物部耳子から怪談話を聞く。酔っ払った骨河係長は部下の渦巻目ヶ一郎と共に肝試しに行くものの、渦巻が消えてしまう。翌朝、出社した骨河係長は渦巻が失踪していることを知る。恐ろしくなった彼は会社を休んだ物部耳子の家を訪ねる。そこで骨河係長は、渦巻が霊場のもたらす霊障によって消えてしまったことと、物部耳子がゴーストパパラッチというローカル番組のタレントを兼業してることを知る。番組を成立させることが渦巻を助け出す唯一の方法だと知らされた骨河係長は番組の調査に協力する。ところが調査の途中、物部の容態が急変。骨河係長は彼女の代打に抜擢された。番組は成功した。しかし渦巻は帰って来なかった。彼は臨時の外回りの最中。デスクの部長は嘘をついていた。ゴーストパパラッチはどこでも商事の協賛番組で、骨河係長は番組の監査係に任命される。全てははじめから仕組まれたことだった。…続きを読む

Top