イケメンなのに拗らせ男子と恋愛に疎い幼馴染の恋の話。

ライトノベル 60K Active
著者: 待宵月
時間: 4 月 前
まとめ:

高校一年生の音無千鶴と有馬真一は家がお隣同士の幼馴染。小学生の時に起きた事件で千鶴が大怪我をしたのは自分のせいだと感じた真一は、千鶴から離れるために、千鶴との接触を自ら断った。その離れている間に、千鶴が自分にとって掛け替えのない存在だった事に気付く。だが、側にいる事が出来ない真一は荒んだ日々を送っていた。そんなある日、千鶴の母親からの提案で、平日は千鶴の家で一緒に夕飯を食べる事になった。しかし、理由もなく千鶴を避けていた真一の事を千鶴は警戒して、なかなかできてしまった溝を埋める事ができなかった。再び千鶴の母の提案で、千鶴の高校受験の為の勉強を頼まれた真一は、全力で彼女を志望校へ合格させる。別々の高校に通う事になるが、高校になってからも、千鶴の家で夕飯を一緒に食べ、一緒に勉強をするうちに、千鶴は真一に対して、心を開き始める。一方の真一は、千鶴への想いが抑えきれなくなってきていた。だが、怪我を負わせた自責の念から自分の気持ちを打ち明ける事が出来ずに苦しんでいた。千鶴の親友の三嶋舞や真一のクラスメイトの佐倉要などの想いが交差しながら、二人はお互いの恋心を育てていく。自分の気持ちにも真一の気持ちにも鈍感な千鶴と、千鶴への独占欲と愛しさを溢れさせながらもその思いを伝える事が出来ない真一。千鶴の親友の舞のお陰で、千鶴が真一に好意があると知った真一は、千鶴から男として選ばれたら、自分の想いを告げる事を決心する。真一は千鶴に意識してもらうために動き始める。だが、真一の事をリスペクトしていたクラスメイトの要は、当初、真一の恋を応援していたが、千鶴の事を心配するあまり、体調を崩した真一の姿を見て、千鶴の存在は真一にとって良くないと判断する。もう応援はしないのだと告げる要に、千鶴を手に入れる為に既に動き出した真一を止める事は出来ないと言う舞。そして、千鶴の言葉に一喜一憂する真一。しかし、千鶴も真一の言動に揺さぶられる。一度真一から勝手に絶縁された千鶴は二人の関係が変わる事を恐れて、自分の気持ちに気付けない。焦れた真一は千鶴に自分も男なのだと告げ、千鶴の心を揺さぶる。大混乱をきたす千鶴を真一は我慢強く彼女が自分の気持ちに気付けるよう問いかけていく。ついに自分の気持ちに気付いた千鶴を万感の思いで抱きしめる真一。ハッピーエンドになっても相変わらずな二人だったが、確かに二人の関係は変わっていた。不器用な二人の恋の行方をお楽しみください。…続きを読む

Top