犯罪=死刑

カクヨムオンリー 70K Active
著者: 穴ポコ
時間: 5 月 前
まとめ:

主人公の戸鎖太一は四歳の頃に、母親をシロという犯罪者に殺された。 二年後、太一の父である総理大臣の戸鎖一心は、軽犯罪ですらも私刑による死刑となる、犯罪者討罰法案を可決させる。 十六歳となった太一が、厳しい家庭や白黒分かれる社会に生き辛さを感じる中、育児放棄を受けて万引きしたことで犯罪者となった彩葉を助け、自らも犯罪者として追われる身となってしまう。 何とか逃げた太一は彩葉に連れられ、ナノマシンを開発したひなたの手術を受け、超人的な力を有すアウトローとなる。 太一が身を隠すアウトロー街三番地というスラムを、【アウトロー討罰隊】を率いる火野や、一心や剣崎に襲われるも、彩葉達の協力もあり、アウトロー固有の能力である【咎】、【ストレスバースト】で撃退した。 太一は、火野や一心達を撃退したことで、日本を変えるために政府に挑もうとしている、太一の母親を殺したアウトローのシロに興味を持たれ、仲間に引き入れられそうになるが、断る。 同時に、戦力強化のためにアウトロー量産化を目論んでいたシロは、攫ったひなたに犯罪者達を手術させようとするも断られ、無理矢理従わせるために拷問にかけた結果、殺してしまう。 ひなたを助けれず、シロに重症を負わされた太一は、シロが起こした同時多発テロを止めることが出来ずに、一心は深手を負う。東京各地でテロが起きたことで、一心は犯罪者討罰法の維持が難しいと考え、新年に総理の座を降り、犯罪者討罰法の撤廃を国会で宣言する。 大晦日、一心が妻を殺したシロを討罰するため、最後の闘いが始まる。一心と太一が手を組んでシロを倒したが、シロを殺そうとする一心を太一が止めたことで二人は闘う。シロが討罰されれば、彩葉のようにやむを得ず犯罪を犯した者が殺されることも認めることになるからだ。 一心との親子喧嘩に勝利した太一は、犯罪者討罰法が無くなった社会で、彩葉と共に犯罪と向き合い続けるのであった。…続きを読む

Top