（イメージイラストもあるよ）とあるアパートの一室で一人のオルゴール好きの男性が刺殺体となって発見される。部屋の入り口のドアや窓は全て鍵が掛けられ、完全な密室の状態で殺された男性に一体何があったのか？　そしてその男性の死には、あの不可能犯罪を目論む闇の秘密組織・円卓の星座の狂人達が絡んでいた。　その事を知った警視庁の上層部の人達は仕方なく、またいつものように、ある民間の探偵事務所で働く黒のダークスーツを着た男の探偵と、精巧に作られた羊のマスクを被る白一色の衣服を着た探偵助手の女性の二人を呼びつける。なぜならこの密室殺人トリックを考えた犯人はその二人の探偵を名指しで指名して来たからだ。　もしこの二人の探偵以外の刑事達がこの殺人事件に介入したその時は、罪の無い一般市民がまた無差別に死ぬ事になると今回も脅された警察はまたいつものようにこの二人の探偵に密室殺人事件の捜査を託す。　円卓の星座の狂人達が作り出す不可思議な殺人事件に対戦者として呼ばれ、またいつものように理不尽な推理戦に巻き込まれる彼らは人知れずこう呼ばれていた。人呼んで、白い羊と黒鉄の探偵……と。　この物語は（一部の刑事以外）警察が一切介入出来ない状態化の中で黒鉄勘太郎と羊野瞑子が、不可能犯罪を目論む円卓の星座の狂人と呼ばれる者達との壮絶な戦いと推理戦を繰り広げて行く物語です。　今回は円卓の星座の狂人達の親玉でもある狂人・壊れた天秤自らが（闇の依頼者の為に）考えた密室殺人トリックの謎に、二人の探偵が挑みます。　しかも制限時間が経ったの三時間しか無い圧倒的に不利な状況化での戦いなので、いつものように勘太郎は大いに焦ります。　果たして白い羊と黒鉄の探偵は様々な困難を乗り越え、この不可解な密室殺人事件を解決に導く事が出来るのだろうか。　もしも制限時間までに密室トリックを見破れなかったり犯人を見つける事が出来なかったその時は探偵側の負けとなり、そのペナルティーとして罪の無い一般市民が無差別にどこかで死ぬ事になると言う……とてもヘビーなおまけ付きです。そんな理不尽な戦いに挑む事になる、白い羊と黒鉄の探偵の活躍とその結末をどうか見届けてください。…続きを読む