俺は騙されただけだ!なんだって魔物である俺が精霊と結婚なんか!!

ファンタジー 50K Active
著者: にわ冬莉
時間: 4 月 前
まとめ:

命尽きようとする精霊から「この子を…アーリシアンを頼みます」と託された魔物ラセル。15年の月日が経った月食の日、大きくなったアーリシアンを天上界に帰すべく巣立ちをさせようとするのだが、「最後に一度だけキスをして」とせがまれ、口づけを交わしてしまう。実は精霊界ではキス=婚姻の証だった。めでたく成人となったアーリシアンだったが、魔物と精霊の婚姻など認められるはずもなく…二人の婚姻を解くためには、どちらかの命が尽きなければならない。どうしてもラセルと結婚したいアーリシアンと、どうしたらいいか考えあぐねているラセル。天上界からアーリシアンを取り戻そうと送られてきた精霊王ユーシュライの家臣、ムシュウに囚われ、天上界へと戻されたたアーリシアンと、ラセルの友人?でもある小人(ピグル)のマリム。屋敷を抜け出し、天上界で知り合った、ちょっととぼけた精霊セイ・ルーの助けを借り、地上へと戻ることに成功する。だが、ムシュウの執念はすさまじく、いつしかそれはアーリシアンの父、ユーシュライの命で動いているのではなく、アーリシアンの亡き母フィアーナの面影を追う、ただのストーカーのようになってゆく。無事、地上に戻ったアーリシアンだったが、ラセルとの再会もつかの間、今度はアーリシアンに化けていたラセルがムシュウに襲われ、天上界へと連れ去られてしまう。再び離れ離れになる二人。セイ・ルーの機転で、アーリシアンを通してラセルの居所を突き止めようとするも、アーリシアン自信がラセルの元に飛んでしまう事態に。再び天上界で再開したアーリシアンとラセルは、精霊王ユーシュライに二人の仲を認めてもらうため、嘘をでっちあげる。全てが上手く行きそうだったその時、姿を現したムシュウに襲われてしまう。絶体絶命のピンチを、脱するため、ラセルは封印していた力を使ってしまった。ムシュウを倒し、茫然自失のラセルを抱き締めるアーリシアン。二人の愛が本物であることを認め、ユーシュライは二人を地上へと帰すのだった。…続きを読む

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