主人公ミミとリラが初めて出会った友人、「リズ」の物語。ミミとリラは、「出会うべき人に出会える」魔法がかけられた磁針に従って旅をしつつ、運命に抗う術を探していた。無気力なミミの心を「生」へと向かわせたのは、磁針がめぐり合わせた、枯れかけた蕾だった。