胸がドキンと高鳴って、ぐるんと一八〇度イメージがひっくり返った。
著者: 月ヶ瀬 杏
最新: サンドイッチを、中庭で《3》
時間: 5 月 前
まとめ:
中学生になって初めての体育祭。仁瑚は朝寝坊でお弁当を作りそびれたお母さんと朝からケンカする。 お弁当の代わりにコンビニおにぎりを持たされた仁瑚が昼休みの中庭に行くと、そこで、不良だとウワサされている金髪のクラスメート・新海恭平がひとりで昼ごはんを食べていた。 仁瑚がビビッて逃げ出そうとすると、意外にも新海が優しい笑顔を向けてくる。 怖いとウワサされている新海の膝の上には、彩りの綺麗な二段式のお弁当箱。 もしかして新海くんて、怖いひとでもワルいひとでもない──? それ以来、仁瑚と新海は週に二回、中庭で一緒にお昼休みを過ごすことになって……。