その村には、心優しき風神がいた

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著者: 青によし
時間: 4 月 前
まとめ:

神や鬼が身近にいた時代の和風ファンタジー。都で魑魅魍魎を退治していた法師(正也)は、ある村へと派遣された。村人は土地神である風神に迷惑をしていて、退治て欲しいと依頼してくる。だが、風神は村のために風を吹かせてるだけで、悪意など全くもっていなかった。どうにか村と風神が共存できないか考える法師だったが、物事は悪い方へと進んでいく。果たして風神は退治されてしまうのか?!【主要キャラクターの概要・設定】法師:正也(まさや)都で魑魅魍魎を退治してきた優秀な法師。若手のなかで一番の出世頭だと言われて、ちょっと調子に乗っていたら、いきなり田舎の寺の住職を押しつけられた。ちゃんと自分で考えて行動する性格で、命令でも納得いかなければ抜け道を探そうとする。生真面目な性格。出生したいという欲もあるが、もともとは人々の助けになりたいと思って法師になった。風神:伊吹(いぶき)土地神で、風を吹かせて村を守ってきた。最近は力が不安定になり、それに伴って風も不安定になってしまう。でも、風を吹かせないと村が終わってしまうので、必死で風を吹かせている。ただ、村人達はこのことを知らない。(風で雲を呼んでいるし、盆地で空気が淀むので、風を吹かすことで疫病などが流行らないように空気の入れ換えをしている)見た目は神がかった美形だが、中身はポンコツ。見返りも求めず困っている相手がいたら助けてしまうお人好し。…続きを読む

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