◆『有栖川すみれの任務』前編（第2章まで、全9章構成）のあらすじしがない男子高校生である成海隆一は、ある日、学校の屋上に繋がる階段室で、建造物侵入・器物損壊事件の現場を目撃する。三階から校舎の屋上に昇る為の階段室に、演劇部の部室から盗まれたと思われる人工の血糊で描かれた魔法陣の様な奇妙な壁画と、天井に突き刺さった鉄パイプ──。深夜の無人の学校に侵入して行われたと思われる、この不可解な事件の直後、成海の親友であり、妹・香織と交際中の彼氏でもある、クラスメートの阿部が部活帰りに襲撃され、重傷を負う。入院した阿部を見舞った成海は、その帰り、転入生の有栖川すみれから推理小説研究部への入部を橋渡しする依頼を請け負う。翌日、成海は、県立東浜高校きっての名探偵であり、高校入学以来の友人でもある、推小研部長の高梨玲人に、一連の事件の捜査と解決を依頼する……。◆ジャンルジャンルは、「学園伝奇SFミステリー」となっております。◆往信欄最終更新：2019年5月16日ファミ通文庫大賞への応募後、現在、再び改稿中です。多くのカクヨムのユーザー様各位は、異世界に転生して最初からチート無双する物がお好きな傾向にありますので、学園を舞台にした、このような伝奇ミステリー小説はお口に合わ無いかも知れませんが、是非、ご拝読頂ければ幸いですo(*^▽^*)o~♪ミステリーと謳った以上、主人公とその交友グループのメンバーとの掛け合いと言うか、青春ラブコメ要素は、どうしても削らざるを得ませんでした。応募規定として文字数制限があった為です、なので、本筋と関係無さそうな部分を大幅に削りましたが……ああ、書き足したい(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾それにしても、本筋と関係無さそうな会話をごそっと削った結果、若干、味気無くなって仕舞ったかもしれませんね。作者として、とても残念です( ′ω`)応募規定の文字数には絶対入り切らないので、公開は物語の前半とも言える、初めの数章のみとなっています。（しかも、推敲し掛け……）なお、一応、一番最初の階段室の事件は、密室トリックになっております(*^_^*)応募が無事完了致しましたので、今後、そう言った部分もまた書き足して行きたいと思っています。この作品に付いて解説させて頂きますと、2年前に第２弾のプロローグのみ公開したASN（『有栖川すみれの任務』）シリーズの第１弾であり、その派生作品と言うかスピンオフであるNRNシリーズなど、全ての前提となる、最初の始まりのお話です。メイン・ヒロインである有栖川すみれと、主人公である成海隆一の、出会いの物語です。作品を書いた経緯を申しますと、既に2作目に取り掛かっている本作、『有栖川すみれの任務』は、2019年の今から、４～５年ほど前に習作として書き上げ、そのまま放置していたものです。そろそろ応募でもして始めてみようかなと思い、この度、ファミ通文庫大賞への応募用として、少し手直して公表させて頂きました(*‘∀‘)スピンオフのNRNシリーズに付いては、これまで何作か発表しておりましたが、真打ちとも言えるこの『有栖川すみれの任務』シリーズは、習作、即ち一種の文章修行として書き上げたせいか、作品当たりのテキスト分量が半端ではありません（汗既に一部を発表しております「前編」、そして未発表の「中編」「後編」と、序章含めて、全9章構成となっており、その文章量だけは無闇やたらとビッグな作品になっております( ′ω`)もしTV版のアニメ（24分間）にした場合ですと、多分、４～６話くらい、劇場版サイズですと、前・後編にするぐらいのボリュームはあるのでは……( ′ω`)一応、事件は解決され、第１弾としては完結した作品になっておりますので、将来、読んで頂ける機会があるかも知れません(*‘∀‘)あ、あと、キャラクター（登場人物）や、その具体的で細かな設定などは、こちらの作品にてご紹介しております(*^▽^*)南雲千歳の作品に登場する人物の一覧https://kakuyomu.jp/works/1177354054887978540設定の発表に関しては、プロの作家さんである板野先生にもご応援頂きました。有難う御座います(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾……しかし、こうして自分で読んでみると、この第１弾の第１章ですが、最初の朝鬱と戦うシーンが、実にダラダラと長いですね。次に大幅に推敲する機会があれば、そこはかなりシェイプ・アップして、半分くらいするかもです。ミステリを主眼とした場合、事件とは係わりが薄いと思われる成海家の家族構成を、そこまで詳しく説明する必要性が、作者としても感じられ無いからです。ラブコメ主眼ならば、次の三章辺りに、名探偵である高梨怜人と、成海の姉である成海綾音との回想エピソードなども入れたい所ですが、まずは事件です(*^_^*)また、今回は分かり辛いと思ったので、章立てに付いては、敢えて各章の順番をずらす演出などはせず、完全に時系列順としましたが、通常の小説の手法では、階段室の事件を発見するシーンを最初に持って来ても良いかも知れません。もっとも、そこを削った所で、どうせ序章+8章の9章全部はどう考えても規定文字数の16万字以内には入りきらないので、今回はそのままとさせて頂きました(´▽｀*)他にも具体的な描写を書き足したい箇所が山ほどありますが、とりあえず締め切りを優先した次第です。私の所感としましては、伝奇小説と学園物の親和性に付いて、考えさせる習作でした。書き易さに付いては、NRNシリーズのように、やはり単純な青春ラブコメの方が書き易いですね。会話をしていると、数日間の執筆であっと言う間に5万字以上に到達して仕舞います(*^_^*)ですので、ちょっと反省し、執筆量をセーブ中です。主人公の周りで不可思議な出来事が発生すると言う、伝奇小説のライトノベルでの需要について、次のように考察してみました。まず、ライトノベルでの伝奇小説売上ですが上遠野浩平先生の『ブギーポップは笑わない』が累計300万部、西尾維新先生の『化物語シリーズ』が累計100万部突破、奈須きのこ先生の『空の境界』が発売から半年で50万部を突破し、映画化後の現在は累計130万部以上とも言われています。ちなみに、青ブタ・シリーズや、とある魔術の禁書目録シリーズなども、広い意味での伝奇小説に当たります。ですので、現代を舞台にした伝奇小説と言うのは、一般的なライトノベル市場ではそこそこ需要はあるのかなとも、個人的には思ったりしております(*^_^*)もし落選しましたら、時間が勿体無いので、改稿中のものを改めて別の賞に応募させて頂く予定です(*‘∀‘)…続きを読む