彼女が世界を滅ぼすまでのお話です

シリアス 90K Active
著者: 雨咲
時間: 4 月 前
まとめ:

ここに一つ世界がありました。この世界は、多くの神々が居りました。そして、己こそが唯一と争って居りました。争いは、地上の生命同士の争いにまで波及しておりました。己の存在を掛けて神も人もお互いに傷つけ合いました。そこへ、一つの珠が投げ落とされました。小さな珠がたてた波紋は次第に大きくなり、神すらも押し流す大波と化しました。この小さな珠は、一体誰が落としたのか? 意図してなのか、はたまた誤ってなのか。それとも、珠、自ら転げ落ちたのか? だとするならば、何故珠は落ちることを決めたのか?それは、全てが終わった日に明らかになるのでしょう。私は、その日を心待ちにしております。※ノベルアップ+様にも掲載しています※不定期更新です※8月11日にタイトルを変更しました。旧題『山茶花』【第一編白日にもゆる花】◇一章 奇傑姫《きけつき》 奴隷の少年ダレンは、闇を抱えた心から生まれる怪物である魔生《ましょう》に殺される寸前、鏡の目と濃紅の髪をした少女に助けられる。少女は、金属の光沢が有りながら、陶器のような滑らかさを感じさせる真っ白な片刃の剣による一突きで何倍も巨大な相手を灰すら残さず白炎のうちに散り消す。彼女は、一体何者なのか?奇傑:一風変わった、優れた人物◇二章 野卑闘技《やひとうぎ》 突如、闘技の町バッテルケデスに現れた可憐な女剣闘士ホリホック。見た目にそぐわず、次々と屈強な剣闘士たちを打ち倒し、年に一度の闘技祭のダークホースとなる。彼女は、いかにしてこの祭りに足を踏み入れたのか? 何事も無く優勝を手にすることが出来るのか? 彼女と連れの少年を追う雷鳴と霖雨は一体何者か?野卑:言動が下品でいやしいこと。また、そのさま。ホリーホック:Hollyhock。立葵。「大望」「野心」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」…続きを読む

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