空想を否定する現実主義の少女・小夜子は、奇妙な生き物を見かけたことで古い書物とともに異界へ迷い込む。当初はそこが異界であることすら認めなかった小夜子だが、やがては認めざるを得なくなる。元の世界に戻るため、そして異界の危機を救うため、小鬼の神楽と共に旅をすることになる。小夜子は元の世界と異界をつなぐという岩戸を開くことができるのか。