古今和歌集を味わう

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著者: 舞夢
時間: 4 月 前
まとめ:

日本最初の勅撰和歌集「古今和歌集」は、成立以降、日本文学における基本をなすものとして、枕草子、源氏物語他、多大な影響を与え続けて来た。その古今和歌集の中から、様々な歌を選び、味わってみたい。尚、順序は秋に始めることから、古今和歌集の順序には依らず、選びます。また、様々な解説本にて、解釈が分かれている歌も多く、その場合は筆者の解釈とします。

  • 第1話秋きぬと 目にはさやかに 見えねども
  • 第2話川風の 涼しくもあるか うちよする
  • 第3話我が背子が 衣の裾を 吹き返し
  • 第4話世の中は かくこそありけれ 吹く風の
  • 第5話見ずもあらず 見もせぬ人の 恋しくは
  • 第6話思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ
  • 第7話うたたねに 恋しき人を 見てしより
  • 第8話いとせめて 恋しき時は むば玉の
  • 第9話有明の つれなく見えし 別れより
  • 第10話飛鳥川 淵は瀬になる 世なりとも
  • 第11話さむしろに 衣かたしき 今宵もや
  • 第12話大空は 恋しき人の 形見かは
  • 第13話久方の 天つ空にも すまなくに
  • 第14話雲もなく なぎたる朝の 我なれや
  • 第15話泣く涙 雨と降らなむ わたり川
  • 第16話おもふどち まとゐせる夜は 唐錦
  • 第17話世の中は 何か常なる 飛鳥川
  • 第18話昨日こそ 早苗取りしか いつの間に
  • 第19話木の間より もりくる月の 影見れば
  • 第20話おほかたの 秋くるからに 我が身こそ
  • 第21話我がために くる秋にしも あらなくに
  • 第22話ひとり寝る 床は草葉に あらねども
  • 第23話いつはとは 時はわかねど 秋の夜ぞ
  • 第24話すがるなく 秋の萩原 朝たちて
  • 第25話かぎりなき 雲ゐのよそに わかるとも
  • 第26話たらちねの 親のまもりと あひそふる
  • 第27話惜しむから 恋しきものを 白雲の
  • 第28話天の原 ふりさけ見れば 春日なる
  • 第29話夕暮れは 雲のはたてに 物ぞ思ふ
  • 第30話ちはやぶる 賀茂の社の ゆふだすき
  • 第31話我が恋は むなしき空に 満ちぬらし
  • 第32話夕月夜 さすやをかべの 松の葉の
  • 第33話たぎつ瀬の なかにも淀は ありてふを
  • 第34話山高み 下ゆく水の 下にのみ
  • 第35話安倍清行と小野小町
  • 第36話恋わびて うちぬる中に 行きかよふ
  • 第37話住の江の 岸による浪 よるさへや
  • 第38話我が恋は み山隠れの 草なれや
  • 第39話つれづれの ながめにまさる 涙川
  • 第40話よるべなき 身をこそ遠く へだてつれ
  • 第41話いたづらに 行きてはきぬる ものゆゑに
  • 第42話秋の野に 笹わけし朝の 袖よりも
  • 第43話月夜よし 夜よしと人に つげやらば
  • 第44話君こずは ねやへもいらじ 濃紫
  • 第45話花がたみ 目ならぶ人の あまたあれば
  • 第46話うきめのみ おひて流るる 浦なれば
  • 第47話あひにあひて 物思ふころの 我が袖に
  • 第48話秋ならで 置く白露は 寝ざめする
  • 第49話須磨の海人の 塩やき衣を さをあらみ
  • 第50話寝ても見ゆ 寝でも見えけり おほかたは
  • 第51話夢とこそ 言ふべかりけれ 世の中に
  • 第52話寝るがうちに 見るをのみや 夢と言はむ
  • 第53話かくばかり 惜しと思ふ夜を いたづらに
  • 第54話白雲に 羽うちかはし 飛ぶ雁の
  • 第55話月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ
  • 第56話秋風に 声を帆にあげて くる舟は
  • 第57話憂きことを 思ひつらねて 雁がねの
  • 第58話山里は 秋こそことに わびしけれ
  • 第59話奥山に もみじ踏みわけ 鳴く鹿の
  • 第60話秋萩に うらびれをれば あしひきの
  • 第61話鳴き渡る 雁の涙や 落ちつらむ
  • 第62話紅葉せぬ ときはの山は 吹く風の
  • 第63話秋風の 吹きにし日より 音羽山
  • 第64話白露の 色はひとつを いかにして
  • 第65話思へども 身をしわけねば 目に見えぬ
  • 第66話天の川 水さへに照る 舟泊てて
  • 第67話唐衣 たつ日は聞かじ 朝露の
  • 第68話朝なげに 見べき君とし たのまねば
  • 第69話えぞ知らぬ 今こころみよ 命あらば
  • 第70話雲ゐにも かよふ心の おくれねば
  • 第71話白雲の こなたかなたに 立ち別れ
  • 第72話白雲の 八重にかさなる をちにても
  • 第73話別れてふ ことは色にも あらなくに
  • 第74話もろともに 鳴きてとどめよ きりぎりす
  • 第75話秋霧の 共に立ちいでて 別れなば
  • 第76話恋せじと 御手洗川に せし禊
  • 第77話あはれてふ ことだになくは なにをかは
  • 第78話思ふには 忍ぶることにぞ 負けにける
  • 第79話我が恋を 人知るらめや しきたへの
  • 第80話あさじふの 小野のしの原 しのぶとも
  • 第81話人知れぬ 思ひやなぞと 葦垣の
  • 第82話思ふとも 恋ふともあはむ ものなれや
  • 第83話いで我を 人なとがめそ おほ舟の
  • 第84話伊勢の海に 釣りする海人の うけなれや
  • 第85話伊勢の海の 海人の釣り縄 うちはへて
  • 第86話涙川 なに水上を 尋ねけむ
  • 第87話種しあれば 岩にも松は おひにけり
  • 第88話朝な朝な 立つ河霧の 空にのみ
  • 第89話忘らるる 時しなければ あしたづの
  • 第90話よひよひに 枕さだめむ 方もなし
  • 第91話恋しきに 命をかふる ものならば
  • 第92話川の瀬に なびく玉藻の み隠れて
  • 第93話かきくらし 降る白雪の 下ぎえに
  • 第94話君恋ふる 涙の床に 満ちぬれば
  • 第95話わりなくも 寝ても覚めても 恋しきか
  • 第96話君恋ふる 涙しなくは 唐衣
  • 第97話世とともに 流れてぞ行く 涙川
  • 第98話命にも まさりて惜しく あるものは
  • 第99話月影に 我が身をかふる ものならば
  • 第100話人はいさ 我はなき名の 惜しければ
  • 第101話こりずまに またもなき名は 立ちぬべし
  • 第102話人知れぬ 我がかよひぢの 関守は
  • 第103話しのぶれど 恋しき時は あしひきの
  • 第104話秋の夜も 名のみなりけり あふと言へば
  • 第105話長しとも 思ひぞはてぬ 昔より
  • 第106話しののめの ほがらほがらに 明けゆけば
  • 第107話しののめの 別れを惜しみ 我ぞまづ
  • 第108話ほととぎす 夢かうつつか あさつゆの
  • 第109話あひ見ずば 恋しきことも なからまし
  • 第110話君と言へば 見まれ見ずまれ 富士の嶺の
  • 第111話夢とだに 見ゆとは見えじ 朝な朝な
  • 第112話伊勢の海人の 朝な夕なに かづくてふ
  • 第113話あひ見ねば 恋こそまされ みなせ川
  • 第114話我が袖に まだき時雨の 降りぬるは
  • 第115話山の井の 浅き心も 思はぬに
  • 第116話忘れ草 種とらましを あふことの
  • 第117話恋ふれども あふ夜のなきは 忘れ草
  • 第118話夢にだに あふことかたく なりゆくは
  • 第119話今はこじと 思ふものから 忘れつつ
  • 第120話月夜には 来ぬ人待たる かきくもり
  • 第121話久しくも なりにけるかな 住の江の
  • 第122話三輪の山 いかに待ち見む 年経ふとも
  • 第123話我が君は 千代に八千代に さざれ石の 国家元歌
  • 第124話天雲の よそにも人の なりゆくか
  • 第125話行きかへり 空のみにして ふることは
  • 第126話時すぎて 枯れゆく小野の あさぢには
  • 第127話冬枯れの 野辺を我が身と 思ひせば
  • 第128話水の泡の 消えでうき身と 言ひながら
  • 第129話みなせ川 ありて行く水 なくはこそ
  • 第130話世の中の 人の心は 花染めの
  • 第131話色見えで うつろふものは 世の中の
  • 第132話今はとて 君がかれなば 我が宿の
  • 第133話あはれとも 憂しとも物を 思ふ時
  • 第134話身を憂しと 思ふに消えぬ ものなれば
  • 第135話先立たぬ 悔いの八千度 かなしきは
  • 第136話明日知らぬ 我が身と思へど 暮れぬ間の
  • 第137話時しもあれ 秋やは人の わかるべき
  • 第138話神奈月 時雨に濡るる もみぢ葉は
  • 第139話藤衣 はつるる糸は わび人の
  • 第140話竜田川 錦おりかく 神奈月
  • 第141話山里は 冬ぞさびしさ まさりける
  • 第142話大空の 月の光し 清ければ
  • 第143話夕されば 衣手寒し み吉野の
  • 第144話この川に もみぢ葉流る 奥山の
  • 第145話わがやどは 雪ふりしきて 道もなし
  • 第146話雪ふれば 冬ごもりせる 草も木も
  • 第147話白雪の ところもわかず ふりしけば
  • 第148話みよしのの 山の白雪 つもるらし
  • 第149話浦近く ふりくる雪は 白波の
  • 第150話み吉野の 山の白雪 ふみわけて
  • 第151話白雪の ふりてつもれる 山ざとは
  • 第152話ゆきふりて 人もかよはぬ みちなれや
  • 第153話冬ながら そらより花の ちりくるは
  • 第154話ふゆごもり 思ひかけぬを このまより
  • 第155話あさぼらけ ありあけの月と 見るまでに
  • 第156話けぬがうへに 又もふりしけ 春霞
  • 第157話梅の花 それとも見えず 久方の
  • 第158話花の色は 雪にまじりて 見えずとも
  • 第159話梅のかの ふりおける雪に まがひせば
  • 第160話わがまたぬ 年はきぬれど 冬草の
  • 第161話あらたまの 年のをはりに なるごとに
  • 第162話雪ふりて 年のくれぬる 時にこそ
  • 第163話きのうといひ けふとくらして あすかがわ
  • 第164話ゆく年の をしくもあるかな ますかがみ
  • 第165話春霞 たてるやいづこ みよしのの
  • 第166話雪の内に 春はきにけり うぐひすの
  • 第167話梅が枝に 来ゐる鶯 春かけて
  • 第168話春立てば 花と見ゆらむ 白雪の
  • 第169話霞たち このめもはるの 雪ふれば
  • 第170話春きぬと 人はいへども うぐひすの
  • 第171話谷風に とくる氷の ひまごとに
  • 第172話花の香を 風のたよりに たぐへてぞ
  • 第173話うぐひすの 谷よりいづる こゑなくば
  • 第174話野辺ちかく いへゐしせれば うぐひすの
  • 第175話かすがのは けふはなやきそ わか草の
  • 第176話かすがのの とぶひののもり いでて見よ
  • 第177話みやまには 松の雪だに きえなくに
  • 第178話君がため 春の野に いでてわかなつむ
  • 第179話かすがのの わかなつみにや 白妙の
  • 第180話ときはなる 松のみどりも 春くれば
  • 第181話わがせこが 衣はるさめ ふるごとに
  • 第182話あをやぎの いとよりかくる 春しもぞ
  • 第183話あさみどり いとよりかけて しらつゆを
  • 第184話ももちどり さへずる春は 物ごとに
  • 第185話をちこちの たづきもしらぬ 山なかに
  • 第186話春くれば かりかへるなり 白雲の
  • 第187話はるがすみ たつを見捨てて ゆくかりは
  • 第188話折りつれば 袖こそにほへ 梅の花
  • 第189話色よりも かこそあはれと おもほゆれ
  • 第190話君ならで 誰にか見せむ 梅の花
  • 第191話梅の花 にほふ春べは くらぶ山
  • 第192話月夜には それとも見えず 梅の花
  • 第193話春の夜の やみはあやなし 梅の花
  • 第194話人はいさ 心もしらず ふるさとは
  • 第195話春ごとに ながるる河を 花と見て
  • 第196話梅がかを 袖にうつして とどめてば
  • 第197話ちりぬとも かをだにのこせ 梅の花
  • 第198話ことしより 春しりそむる さくら花
  • 第199話山たかみ 人もすさめぬ さくら花
  • 第200話やまざくら わが見にくれば 春霞
  • 第201話世の中に たえてさくらの なかりせば
  • 第202話みわたせば 柳桜を こきまぜて
  • 第203話いろもかも おなじむかしに さくらめど
  • 第204話たれしかも とめてをりつる 春霞
  • 第205話桜花 さきにけらしな あしびきの
  • 第206話あだなりと なにこそたてれ 桜花
  • 第207話けふこずは あすは雪とぞ ふりなまし
  • 第208話さくらいろに 衣はふかく そめてきむ
  • 第209話わがやどの 花見がてらに くる人は
  • 第210話見る人も なき山ざとの さくら花
  • 第211話春霞 たなびく山の さくら花
  • 第212話まてといふに ちらでしとまる 物ならば
  • 第213話のこりなく ちるぞめでたき 桜花
  • 第214話この里に たびねしぬべし さくら花
  • 第215話空蝉の 世にもにたるか 花ざくら
  • 第216話さくら花 ちらばちらなむ ちらずとて
  • 第217話花散らす 風のやどりは 誰か知る
  • 第218話いざさくら 我もちりなむ ひとさかり
  • 第219話ひとめ見し 君もやくると 桜花
  • 第220話春霞 なにかくすらむ 桜花
  • 第221話たれこめて 春のゆくへも しらぬまに
  • 第222話ごとならば さかずやあらぬ さくら花
  • 第223話さくら花 とくちりぬとも おもほえず
  • 第224話久方の ひかりのどけき 春の日に
  • 第225話春風は 花のあたりを よぎてふけ
  • 第226話山たかみ みつつわがこし さくら花
  • 第227話春雨の ふるは涙か さくら花
  • 第228話さくら花 ちりぬる風の なごりには
  • 第229話ふるさとと なりにしならの みやこにも
  • 第230話花の色は かすみにこめて 見せずとも
  • 第231話春の色の いたりいたらぬ さとはあらじ
  • 第232話みわ山を しかもかくすか 春霞
  • 第233話春ごとに 花のさかりは ありなめど
  • 第234話花のごと 世のつねならば すぐしてし
  • 第235話春霞 色のちくさに 見えつるは
  • 第236話霞立つ 春の山べは とほけれど
  • 第237話鶯の なくのべごとに きて見れば
  • 第238話花の色は うつりにけりな いたづらに
  • 第239話春ののに わかなつまむと こし物を
  • 第240話やどりして 春の山辺に ねたる夜は
  • 第241話吹く風と 谷の水とし なかりせば
  • 第242話よそに見て かへらむ人に ふぢの花
  • 第243話今もかも さきにほふらむ 橘の
  • 第244話春雨に にほへる色も あかなくに
  • 第245話おもふどち 春の山辺に うちむれて
  • 第246話なきとむる 花しなければ うぐひすも
  • 第247話花ちれる 水のまにまに とめくれば
  • 第248話ぬれつつぞ しひてをりつる 年の内に
  • 第249話けふのみと 春をおもはぬ 時だにも
  • 第250話わがやどの 池の藤波 さきにけり
  • 第251話あはれてふ 事をあまたに やらじとや
  • 第252話さ月まつ 山ほととぎす うちはぶき
  • 第253話さつきまつ 花橘の かをかげば
  • 第254話ほととぎす なくやさ月の あやめぐさ
  • 第255話いつのまに 五月来ぬらむ あしひきの
  • 第256話おとは山 けさこえくれば ほととぎす
  • 第257話いその神 ふるき宮この ほととぎす
  • 第258話夏山に なくほととぎす 心あらば
  • 第259話ほととぎす ながなくさとの あまたあれば
  • 第260話五月雨に 物思ひをれば ほととぎす
  • 第261話忍ぶれば 苦しきものを 人しれず
  • 第262話こむ世にも もはやなりなむ 目の前に
  • 第263話ゆく水に かずかくよりも はかなきは
  • 第264話人を思ふ 心は我に あらねばや
  • 第265話夢のうちに あひ見むことを たのみつつ
  • 第266話こひしねと するわざならし むばたまの
  • 第267話なみだがわ 枕ながるる うきねには
  • 第268話恋すれば わが身は影と なりにけり
  • 第269話夏の夜の ふすかとすれば ほととぎす
  • 第270話心がへ するものにもが かたこひは
  • 第271話はちすはの にごりにしまぬ 心もて
  • 第272話あけたてば 蝉のをりはへ なきくらし
  • 第273話夜ひのまも はかなく見ゆる 夏虫に
  • 第274話ゆふされば 蛍よりけに もゆれども
  • 第275話しぬるいのち いきもやすると 心のみ
  • 第276話わびぬれば しひてわすれむと 思へども
  • 第277話わりなくも ねてもさめても こひしきか
  • 第278話恋しきに わびてたましひ 迷ひなば
  • 第279話君こふる 涙しなくば 唐衣
  • 第280話はかなくて 夢にも人を 見つる夜は
  • 第281話いつはりの 涙なりせば 唐衣
  • 第282話風吹けば 峰にわかるる 白雲の
  • 第283話いのちだに 心にかなふ 物ならば
  • 第284話人やりの 道ならなくに おほかたは
  • 第285話したはれて きにし心の 身にしあれば
  • 第286話わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと
  • 第287話都いでて 今日みかの原 いづみ河
  • 第288話ほのぼのと あかしの浦の 朝霧に
  • 第289話唐衣 きつつなれにし つましあれば
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