暖炉を降りていくと、そこは白銀の異世界でした

冒険 130K Active
著者: 一色一葉
最新: -3-
時間: 4 月 前
まとめ:

勇猛果敢な盲目の騎士。 大きな犬の姿をした人の言葉を話す城の番人。 町外れに住む薬草師の先生。 千年も生き続けているという少年。 白い花の咲き誇る丘。 樹齢数千年の古木にまつわる物語。 祖母は数え切れないほどの物語を私に与えてくれた。世界の果てには祖母の語る王国が存在して、私はいつかその場所に行けるのだと信じていた。だが、ついに足を踏み入れたその場所は、祖母から聞かされていた世界とはあまりにかけ離れていた。決して春の訪れない、時間が凍りついた冬の王国に成り果てていた。 祖母が残してくれた物語を頼りに、魔女の血を引く少女が、王国に春を取り戻すまでの冒険譚。

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