【60万PV感謝】九年前のお約束を、果たしに参りました。

Other 90K Active
著者: 山吹弓美
時間: 4 月 前
まとめ:

「大きくなったらお父さまにおねがいして、かならずむかえにいくからね。それまで、がんばって」子供の頃に出会った少女ヴィーのその言葉を、少年は心の支えにしていた。たとえそれが、ただの口約束だったとしても。アルタートン伯爵家の次男セオドールは、長男ロードリックが手掛けるべき書類作業を全て押し付けられている。王都守護騎士団の一員である兄に実力で敵わないセオドールはそれを淡々とこなしていたが、彼らの父母はそのことを認識していなかった。あくまでも弟は、家の後継ぎである兄の手伝いをしているだけだと。そんなセオドールに、ハーヴェイ辺境伯家への婿入りの話が舞い込んできた。王家から目をかけられている辺境伯家との繋がりを持ちたい父は、セオドールをさっさと押し付けることにする。辺境伯家に向かったセオドールを待ち受けていたのは、あのときの少女だった。※「口約束は果たされた」の連載版です。設定などに、あちこち手を入れています。※小説家になろうにも掲載しています。…続きを読む

Top