☆あらすじ東京都内に佇む楽器練習スタジオ”タルタロス”。多くのバンドやプレイヤーが練習できるスタジオがあり、日中は多くのプレイヤーが利用する。そんなタルタロスでは週に一度だけ”通常予約できないスタジオ”が1か所だけあり、利用者の好奇の的になっていた。そのスタジオの支配人である零崎 優喜は、実は閻魔王を始めとする十王の家臣であり、その週に1回だけ死者を観客としたライブビューイングを行っている人物であった。これは、音楽を通じて触れ合う生きとし生ける者と死者の物語。☆主要登場人物紹介零崎《ぜろさき》 優喜《ゆうき》音楽スタジオ「タルタロス」の運営管理者。十王の配下にいる鬼だが、これまで名前がなかったため、自分で命名。名前に反した性格で、口調は丁寧だが他人に対してズケズケと物を言う事が多い。末若《すえわか》 亜友未《あゆみ》音楽スタジオ「タルタロス」の従業員で、優喜と同じ鬼で、自分で命名した。正確は勝気で喧嘩も強そうなタイプ。外見は艶のある茶髪で容姿端麗だが、僅かに生えている赤毛（地毛）について触れると、突然怒り出す。百合《ゆり》 聖《たかし》音楽スタジオ「タルタロス」の従業員だが、アルバイトのため普段は四年制大学に通っている学生。高校の頃に軽音部だったため、ギターの経験がある。周囲への気遣いを忘れない青年で、にこやかにしている事が多い。亜友未と優喜が鬼である事を知った上でアルバイトをしている。櫻間《さくらま》 風花《ふうか》音楽スタジオ「タルタロス」の従業員で、聖と一緒のアルバイトで、彼と同じ大学に通う女学生。おっとりしていて大人しめに見えるが、マイクを持つと人が変わったように力強い歌声を放つボーカリスト。…続きを読む