鮫島結城に潜む人格・リヨツグ・アヤメ・トニー・メデューサ・そして私
著者: みつお真
時間: 4 月 前
まとめ:
死にたがりの出来損ないそう言われ続けた絶世の美男子・鮫島結城は、脳内に潜むメデューサの力で眠らされてしまった。結城の脳にはシャングリラと呼ばれる場所があって、人格はそこで入れ替わる。平時の三宅リヨツグは、社交的で穏やかなバイセクシャル。性癖は極度のマゾヒストで、四肢を拘束されて切り刻まれたいと思っている。有事のカシイアヤメは、気性の荒いヘビースモーカーでサディスト。そしてネクロフィリア。トニーは、シャングリラを自由に往来できる悪戯好きの小学生。そんな彼らを統治するメデューサ。ある事件をきっかけに浮かぶ、ひとりの青年の心の闇。飴細工のように繊細で、獣のように荒々しく燃える生命は何を求めているのでしょうか?私も知りたい。