天才的なハッカーの兄と天才的なトレーダーの妹が薄暗い部屋の中から始めた「ゲーム」、そのルールは40万円をつかって1億円を稼ぎ出すこと。なお、合法非合法は問わない。彼らが扱う金額が増えていくに連れて、社会に広がる波紋は大きくなていく。ネットショップ、銀行、警察。みな彼らに弄ばれる。そんな中、少しパソコンとネットに詳しいだけの平凡な中学生、水上は彼らの残した痕跡を偶然発見する。興味本位でその追跡を始めた水上だったが、稚拙なハッキング行為を行ったせいで警察に自分も追われることになってしまう。それでも水上はこの一連の事件の犯人を追い続ける。そこに"彼女"の面影を見かけたから・・・（注: 本来の意味では、クラッカーを使うのが正しい部分も、わかりやすさを重視して全部ハッカーで統一しています）