羽城勇人（はしろはやと）は、優等生だった。家は名門の大財閥で成績もそれなりに優秀、スポーツも得意。でも、何をやっても一番にはなれない。そんな彼には、幼馴染の婚約者がいた。彼女は優しく完璧な天才美少女。何をやらせても一番だ。そして、そんな彼女は「勇人くんは私がいないとダメですものね？」と言って、勇人を溺愛してくれる。けれど、勇人は婚約者に強い劣等感を持ち、息苦しさを感じていた。そんなとき、千桜マリヤ（ちはるまりや）というハーフの先輩女子が、義姉として勇人の家に転がり込む。彼女は美少女だけれど、小悪魔的で天真爛漫。自由奔放なマリヤは年下の勇人に積極的に迫り、一緒にお風呂に入り、同じベッドで寝るようになる。彼女はどこまでも勇人を甘やかし、溺愛するようになった。実はマリヤは幼い頃に勇人と会ったことがあり、その頃から彼を好きだったのだと告白する。勇人も自分のことを認めてくれるマリヤに惹かれていった。二人は姉弟以上恋人未満の甘い雰囲気になる。だが、二人は血のつながった異母姉弟であると父から告げられ――。同時に、婚約者や義妹が勇人を取り戻すべく、反撃を開始する。勇人はマリヤと引き離されそうになり、彼女との居場所を守る方法を探すのだが、他の美少女たちからも迫られ――。…続きを読む