クソゲーだと思ってた俺の人生は、マジで神様が遊ぶクソゲーだった!?
「人生はクソゲーだ」が口癖のモテない大学生リョウの前に現れた、神を名乗る美少女テラ。彼女いわく、リョウが生きている世界は神が遊ぶゲームの世界であり、しかもバグだらけのクソゲーだという。そして、テラがこの世界というゲームをクリアする勝利条件は、リョウの「彼女がほしい」という願いを叶えること。そのためにはバグの元凶を見つけて排除する「デバッグ」が必要だと言う。だがその日から、リョウは何者かに命を狙われ始め、少しずつ自分の周囲の「普通の日常」が変わっていくのを感じる。一方、世界で10億人以上がプレイする大人気オンラインゲーム「LOV」を運営する株式会社オロチに就職が決まったリョウ。だが実はオロチの社長である龍崎ルナは、ゲームによって人間の意識を支配し、現実世界をハッキングしようと企んでいた。突然、龍崎ルナからデートに誘われたリョウは、そこで彼女に「神と人間の戦争が起きたら、どちらの味方をするのか」と問われ、今この場でキスをして彼女の「彼氏になる」ように迫られる。彼女は、最大の障害であるテラをこの世界から排除するため、強制的にテラをゲームクリアさせようとしていたのだ。だがリョウは、そんな形だけの関係は「彼女」とはいえないとそれを拒否する。テラを世界から排除するもう一つの方法は、リョウを殺すこと。そうすればテラはゲームクリアが不可能となり、ゲームオーバーになる。現実をLOVが侵食し、ゲーム内の武器やアイテムが現実で使えるようになった世界で、龍崎ルナは『全人類最強プレイヤー』である神武メイとリョウを戦わせ、リョウを殺そうとする。龍崎ルナとLOVがバグの元凶だと気づいたテラは、LOVを世界から消滅させることでデバッグを完了させる。平穏が戻った世界でリョウは、人生は自分次第でクソゲーにも神ゲーにもなると気づき、仲間たちと一緒に、自分の人生を最高の神ゲーにしていこうと決意するのだった。…続きを読む