12歳の美月は事故で、死の淵を彷徨い、有り得ない世界、何とも煌びやかで荘厳な極楽浄土と、悲惨極まりない地獄を体現する事になったのだ。衝突事故に遭遇した拓也と美月は初対面だったにも拘らず、事故以来ひょんな事から友達関係になった。それはどういう事かと言うと、現実にはあり得ない同じ異世界⁈夢の世界⁈を拓也と美月は体現してしまったからなのだ。一体これはどういう事…………？拓也と美月はあの事故以前は全くの赤の他人で、あの事故の時が初対面だったにも拘らず、何故同じ異世界を体現する事が出来たのか？そこには想像を絶する過去のおどろおどろしい人間模様と、恐ろしい世界と狂気が待ち構えている。拓也と美月は一体どうなるのか？人物紹介立花美月22歳〔立花内科・小児科医院のお嬢さん〕菱本卓也25歳〔菱本酒造跡取り息子〕立花学〔夫、美月の父親で立花内科・小児科医院の院長〕立花美穂〔妻、美月の母親〕菱本拓郎〔菱本酒造社長、拓也のお爺ちゃん〕菱本麗子〔拓郎の妻で拓也のおばあちゃん〕アリ〔美穂の父親で造園会社社長〕順子〔美穂の母親でアリの妻〕貞子〔ＩＴ企業社長夫人、美穂の大親友で武丸の母親〕久美子〔Ｎ市の市長の長女〕真由美（智子）〔Ｎ市市長の次女〕翼〔真由美の息子〕茂〔ヤマダ模型の跡取り息子〕…続きを読む