初めて会った、あの時から。

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時間: 5 月 前
まとめ:

※「このあらすじはネタバレを含みます」社会人の瑛子は全てに疲れていた。上司のこと、同僚のこと、彼氏(のような人)のこと――。しかし、いつも通りだったはずのある朝、通勤電車の中で不思議な声を耳にする。「乗ってっちゃおーよ」疲れているだけか、と思った瑛子だったが、なぜか体が動かない。そのまま電車に乗りつづけ、ある少女と出会う。その少女は、先程聞こえてきた声の主だった。彼女に連れられた場所は、どこか懐かしい場所。しかし瑛子はどこだか思い出せぬまま、彼女についていく。そして、彼女の祖母の家という民家で、失くしたはずの記憶を呼び戻すものを見つけた瑛子。かつて忘れ去ったはずの、想いを伝えあった人の事故・死を思い出し、瑛子は寝込んでしまう。その夢の中で、全てを思い出した瑛子に、彼女――ゆーこは優しく寄り添う。そして、再び、想いを確かめ合う二人。そこにはかつての事故も死も無く、ただ愛という感情のみが存在した。次の日、一人取り残された瑛子は、昨日忘れていた今までのこと―上司のこと、同僚のこと、彼氏(のような人)のこと―を思い出して、すべて投げ捨てる。新しい明日のために。…続きを読む

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