「誰か」の「話し」じゃない。これは「俺たち」の「物語り」だ――。　生まれついてのバカであるこの俺は、親友マシバ、盟友サコツと共にその他大勢のバカを率いて毎日バカに明け暮れていた。　中学に上がった俺たちはロッテ、ヤブといった新たなバカを加え、バカの一大帝国を築くべく動き出す。　目覚ましい活躍と数々の功績を積み上げ、バカの頂点を極めた俺たちは、高校へと進学を果たす。そこで俺たちを待ち受けていたものとは……？　次々と襲い来る試練。立ちはだかる最凶の天才（てき）。暗躍する謎の男（バカ）。　激闘と死闘の果てに、俺たちは……。全三章　71話　（予定）※自主企画に際して――。「セラフィックブルー」は作者・天ぷら氏の前作「スターダストブルー」と共に、自分の物語り制作における「負の描写」の根源であり、同時に「個人の創作物」では真に完成されたものの一つとして、てんぷら氏の創作スタンスも含め、表現者の何たるかを自分の中に深く鋭く刻み付ける一作として、常に意識の中枢に置かれているものであります。…続きを読む