本当の自分を隠すのは、もうやめよう

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著者: 月野夜
時間: 4 月 前
まとめ:

主人公の栗林健太は専門学校を卒業し長年、保育士の仕事を続けていた。しかし、健太の意外な一面により保育士を辞めることになった。その一面とは、『女装』であった。思春期から、自分の容姿にコンプレックスを抱き、男らしく見えない事に、自信を喪失していた。そんな自分を唯一、変えることが出来たのが『女装』だった。次の職が見つからず、三ヶ月が過ぎようとしていた頃、健太はあるアイデアを思いつく。「自宅保育を開設しよう」と。現代社会では犯罪などの危険性から、敬遠されがちな自宅保育だが、女装する事で安心感が得られるんじゃないかと、健太は考えた。そして、健太の元に1組の親子がやって来た。母子家庭の香織と、息子のつばさだった。香織は会社を営み、仕事に追われる日々を過ごしていた。一人息子のつばさを専任で保育して貰えると言うことで、是が非でも健太に預かって欲しかった。互いの利点が一致し、つばさを預かることとなった。しかし、つばさには、本人も知りえないある事柄を抱えていた……。三人の錯誤する心は何処に辿り着くのだろうか。…続きを読む

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