「君のはなんかもの足りない」 そう言われたのは鶯谷のラブホテルだった。

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時間: 4 月 前
まとめ:

幼ない頃から、酷い「吃音」持ちだった。何を喋るも、「詰まる」を繰り返し、周囲の人間に馬鹿にされ、いつも笑われた。それはとても惨めなことだった。「詰まる」はやがて、自分の中に種を作り、根を生やし、みるみる大きく膨らんでいった。どうか、芽を出さないように。根深く、そして恐ろしい種だ。取り除こうと、踠き、苦しみ抜いた日々があった。人との繋がりに憧れを抱き、自分を変えたいと強く願い、奔走した。そんな半生を書いている。

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