劇的青春主人公は、平凡な日常を目指します……
著者: モノ柿
時間: 4 月 前
まとめ:
《毎週1〜2回不定期更新》主人公山野太一は小中を過ごした土地に別れを告げ、とある地方都市の進学校へ入学する。太一にとって都合の悪いことに、その学校は部活動が強制され、必ず一つの部活に所属することが義務付けられていた。中学生時代のイザコザから、人のいない部活を選び、入部を決める太一。その部活の名は「発掘部」。いったい何をする部活なのかは分からずに、何の気なしに入部届けを出しに部室へ赴くと、そこには気を失うほど綺麗な先輩がいた。その先輩は部室の下に穴を堀り秘密基地を作り、バニースーツで誘惑してきたり…?そんな事をして過ごしていると、独り暮らしの家の戸を叩く音。魚眼レンズを除いてみれば、ロリ巨乳の姿がそこにはあった。明らかに違法な容姿の先輩に、胃袋と通帳と、もしかしたら貞操と、そんなあれこれを握られながら、始まる同棲生活。まさかの二重苦に見回れた太一。しかし、二度ある、いや、二つあることは三つ目もある。「俺に出来ることなんて、誰にでも出来る」そう嘯く太一に、迫る魔の手。その正体は、世界を揺るがす最高峰の頭脳を持った兄だった。「お前は俺以上の天才だ」と言う、兄の言葉に耳も貸さず、「兄さんの尻拭いくらいはする」などと言う太一。人は、どこまで自分のことを卑下できるのか。真価を発揮し続ける天才は孤高で、しかしいつまでもシリアスはやってこない。旧題『山野太一の、勘違いと愚痴と、それから……』個人主催 : いっくん大賞 キャラクター部門 受賞作…続きを読む