保健室の養護教諭には男性もいるんだよ

学園 50K Active
著者: 高取和生
時間: 4 月 前
まとめ:

加藤誠作は私立男子校の養護教諭である。元々は、某旧帝大の医学部の学生だったが、動物実験に嫌気がさして、医学部から教育学部に転部し、全国でも70人くらいしかいない、男性の養護教諭となった、と本人は言っている。有名な推理小説の探偵役のプロフを、真似ているとしか言えない人物である。とはいえ、公立の教員採用試験では、何度受けても採点すらしてもらえない過去を持ち、勤務態度も決して良いとは言えない。ただ、生徒の心身の問題に直面すると、人が変わったように能力を発揮する。これは加藤と加藤の同僚の白根澤が、学校で起こった事件を解決していく、かもしれない物語である。

  • 第1話 第一部序章 教員採用試験におっさんは似合わない
  • 第2話 保健室に妖怪は似合わない
  • 第3話 二章 保健室に、瞬間記憶素質保持者はいらない
  • 第4話 三章 養護教諭に大型自動車免許は、ほぼいらない
  • 第5話 四章 引率教員は、酒を飲んではいけない
  • 第6話 五章 宿泊学習の夜、怪談はしないほうがいい
  • 第7話 六章 低血圧の人は、朝は無理をしない方がいい
  • 第8話 七章 健康診断には深い意味があるらしい
  • 第9話 八章 プロの養護教諭には、時折後光が射すらしい
  • 第10話 九章 学校保健安全法は、教員採用試験にも出るらしい
  • 第11話 十章 幼馴染というものは、たまに役に立つかもしれない
  • 第12話 十一章 東京に、特許許可局はないみたいだ
  • 第13話 十二章 多忙の養護教諭に、無茶ぶりは良くない
  • 第14話 十三章 心肺蘇生人形の名は、異世界の悪役令嬢の名前になりそうである
  • 第15話 十四章 都市ではない場所の伝説を、「都市伝説」と呼ぶのは、少し恥ずかしい気がする
  • 第16話 十五章 授業の準備には、授業時間の三倍かかると人は言う
  • 第17話 十六章 女性も何かと大変だろうが、男性も結構大変なんだよね
  • 第18話 十七章 兄弟姉妹を比較しても、きっと誰の得にもならない
  • 第19話 十八章 昔話を始めたら、誰しもおっさんとおばさん、ではないだろうか
  • 第20話 十九章 女性に「あたし、キレイ?」と聞かれたら、とりあえず「ハイ」と言っておこう
  • 第21話 二十章 洗脳何それ、美味しいの?
  • 第22話 二十一章 自分で自分を見つめても、正確な自分の姿というものは、意外に見えない
  • 第23話 二十二章 解答と小説投稿とキメ科白は、推敲を重ねよう
  • 第24話 二十三章 使えるものは何でも使おう。それが親でも鋏でも
  • 第25話 二十四章 いつまでも若さを保っているのも、アホっぽい人の個性か?
  • 第26話 二十五章 季節がいくたび変わろうと、解けない謎もあるもんだ
  • 第27話 二十六章 異性の好みに口出しするのは、野暮だと覚えておこう
  • 第28話 二十七章 夏の日暮れは寂しいって業平も言ってる
  • 第29話 二十八章 日本国憲法第二十条は、大いに尊重している
  • 第30話 二十九章 脂肪、それは母の愛に似ている、かも
  • 第31話 三十章 アリバイとかトリックとか、そうそう簡単に作れるもんじゃない
  • 第32話 三十一章 親子や兄弟姉妹の関係は、外からじゃ分からないんだ
  • 第33話 三十二章 人の心が分かるというのは、霊能者か詐欺師なんだぜ
  • 第34話 三十三章 芝生も棒アイスも、隣のものが良く見えるみたいだ
  • 第35話 三十四章 子どもの聴覚と思考力を、侮ることなかれ
  • 第36話 幕間その1 ルサンチマンの逆流~篠宮亘の供述~
  • 第37話 幕間その2 ルッキズムの凋落~音竹樹梨の問診~
  • 第38話 三十五章 重箱の隅をつつくと、たまに豆が取れたりする
  • 第39話 第一部最終章 夏休みの宿題を、早く終える奴と三十一日まで引っ張る奴
  • 第40話 第二部 幕前 ハイスペックな女同士の飲み会には、近寄らない方が良い
  • 第41話 第二部 吸血鬼はどこにでもいる 序章
  • 第42話 第二部 その1初日
  • 第43話 第二部 その2二日目
  • 第44話 第二部 その3最終日
  • 第45話 第二部 その4後日・余談
  • 第46話 第二部 その5新しい季節
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