ごく普通の大学生、赤丸太一の日常を台無しにしたのは二人の不審者と一体の異形。 喫煙者を駆逐しようとする『灰祓い』(ハイバライ)――千ヶ崎。 喫煙者にして『喫魔師』(キツマシ)――百石若葉。 タバコの煙から生まれた『煙魔』(エンマ)――銀九狼。 殺伐とした出会いの果てに、太一は吸う者と吸わない者が織りなす戦場へと引きずり込まれるのであった。