真面目さだけがとりえの少年が、たったひとりの少女の"王子様"になるまで

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著者: 丸毛鈴
最新: 日常
時間: 4 月 前
まとめ:

――行き倒れていた俺を救ってくれた“女神様”。あのひとに、いつか胸を張って会いに行きたい――。貴族の屋敷で庭師見習いになった孤児の少年は、“女神様”と再会を果たす。しかし、彼女が置かれた環境はあまりに過酷で……。真面目で不器用な少年が、たったひとりの少女を守り、幸せにするまで。◆各章あらすじ◆薔薇の屋敷のロマノフスカヤ編薔薇が咲き乱れる貴族の屋敷で、庭師見習いの少年と“お嬢様”が出会うが……。辺境のゲルバルド編満身創痍で少女を助け出した少年に、意外な人物が手を差し伸べる。ナギとユメリアと名乗り合い、ふたりは共に生きるための第一歩を踏み出す。霧と煙のリュートック編工業が盛んな地方都市で、ふたりの生活をスタートさせるナギとユメリア。少年は想いを結実させ、貧しいながらも幸せに暮らすが……。闇夜のリュートック編持たざるふたりに、魔の手が迫り……。風雲リュートック編謎の襲撃者がナギとユメリアをつけ狙い……。リュートックの住人の力を借りながら、ふたりが立ち向かう。ユメリアの“最凶”の姉が登場。リュートック断章ナギとユメリアがはじめて手に入れた、安心できる暮らし。喜びも悲しみも分かち合う日常編。※現在、週2~3日、不定期更新です。…続きを読む

  • プロローグ 庭師とニセモノお嬢様、庭園で薔薇を見る
  • 行き倒れの少年、"女神"と出会う
  • 屋敷へ
  • 思わぬ再会
  • 春の夕暮れ
  • 日陰の庭で
  • 少年はまだ、その言葉を知らない
  • 少年はクチナシの花の香りに世界の広さを思う
  • 俺はこの人のことを、知りたい。 知らなければ、守ることはできない
  • 「お互いのために、忘れなさい」
  • 満開の薔薇を、あのひとに
  • いま、彼女とふたりきりでいる
  • ひざまずいて、愛を
  • 月が輝き、星が煌めき、 天の光が薔薇の夜露に、そして彼女の瞳に宿る
  • 少女は日陰の窓辺で物思いにふける
  • 少年は、生まれてはじめて誰かの胸に顔をうずめて泣いた
  • 「忘れないで。庭師さんなら、きっとだいじょうぶ」
  • この人を抱きしめたい、口づけたい、さらいたい
  • あのひとが、俺以外から贈られた花を手にしている
  • 残酷な笑顔
  • 不吉の足音
  • 確信
  • 少女の地獄
  • 拒絶
  • 黒い気持ち
  • 破局
  • 追跡
  • 対決
  • 逃げきれなくてもいい。絶対にあなたを置いていかない
  • 少年は伝えておかなければ、と思った
  • 苗を買う。そして少年を拾う。
  • 狩猟の季節
  • 少年は、見知らぬ屋敷で目を覚ます
  • 猟師小屋の回想1
  • 猟師小屋の回想2
  • 「まずは体を治すことだけを考えればいいよ」
  • 罪の意識より、追われる恐怖より、少年は怒りに震える
  • ナギとユメリア
  • ユメリアの変化
  • 少女の平穏と不安
  • 俺と暮らしませんか、ずっと一緒に
  • 少女は反芻する
  • あなたじゃなきゃ嫌だ
  • 「ナギさんの、心臓の音がする」
  • 「どうか、何も聞かないで」
  • 「お前たち、知らない町で、ふたりでやっていけるか」
  • ふたりは並んで足を踏み出した
  • 北塔、ある日の午後
  • 狩猟期の終わり
  • プロローグ、あるいは追う女
  • 旅の途上
  • 待ちたいのに、待てなくなったら困ります
  • 俺はこの人を守っていけるのだろうか
  • 「そしたらふたりで、お外で寝よう」
  • 「ま、お元気ならいいんだ」
  • ナギの一日
  • 休日の朝
  • はぐれないように、手をつなぎましょう
  • あの人の瞳の色に似ている
  • 胸に満ちるものがあふれてしまう
  • あなたを飢えさせるわけには
  • 「ナギさんが無理して、倒れてしまったら」
  • 「何も知らないくせに」
  • 俺からのお願いです
  • とにかく、あなたが無事に帰ってきてくれて、よかったですよ
  • あの松、葉が枯れてます
  • 「お前……。松がそんなに好きなのか」
  • あなたは喜んでくれないの……?
  • 川が見える窓辺で、ユメリアは物思いにふける
  • だいじょうぶ、庭師の仕事で、ちゃんと稼いだ金だ
  • 「あれを買ったらどうかな」
  • 「困ったことがあったら言うんだよ」
  • 日々は過ぎゆく
  • 脅迫
  • 懊悩
  • 侵食
  • 初夜
  • 暗闘
  • 暗闘2
  • 闇夜
  • 夜の底
  • 穴の底
  • 直談判
  • 「たとえ彼から大事なものを奪ってしまっても」
  • 衝突
  • この世に神殿はなく1
  • この世に神殿はなく2
  • 番外編 泥にまみれても、なお1
  • 番外編 泥にまみれても、なお2
  • 思い出は、いつも鉄の味がする1
  • 思い出は、いつも鉄の味がする2
  • 少年期の終わり1
  • 少年期の終わり2
  • サーガ・ヴォルヴァは甲板で物思いにふける
  • 断章 神殿が壊れたあとに
  • 聞き込み1
  • 聞き込み2
  • 波紋1
  • 波紋2
  • 劇場にて1
  • 急襲
  • 劇場にて2
  • 劇場にて3
  • 劇場にて4
  • 劇場にて5
  • 夜明け前1
  • 夜明け前2
  • 朝1
  • 朝2
  • 劇場にて6、あるいはつぐない
  • そして、船はゆく
  • ただ、手をつないで
  • リウとナギ
  • 日曜。街にて
  • ふたりの一日
  • ふたりの、そしてひとつの痛み
  • 海へ行く1
  • 海へ行く2
  • 海へ行く3
  • 海へ行く4
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