都心で社会人をしていたみやこは、仕事を退職し、故郷へと帰ってくる。そんな彼女を出迎えてくれたのは、変わらない故郷の姿だった。かつての友達や、新たな職場、実家に住む家族。人々と過ごす中で、みやこは少しずつまた前を向くようになっていく。変わらないようでいて変わってゆく日常を、ゆっくりと描く群像劇。