【堂々完結!】その娘の右手は、触れたものを「石」にする―。
著者: 彩霞
最新: あとがき
時間: 4 月 前
まとめ:
【お知らせ】*2021年より、この内容を大幅改稿したものを下記URLにて連載中です。『灰色の花(改稿版)』 https://kakuyomu.jp/works/16816452221323762523 良かったら、こちらもよろしくお願いいたします!【2019年8月30日堂々完結! 読者の皆様感謝です!】 ジルコ王国の軍事警察署で働く18歳の娘、メレンケリ・アージェ。 彼女の右手には、触ったものを「石」にする力が備わっていた。 そのため、取り調べを受けるために捕まえられてきた男たちの脅しとして、彼女の力が重宝されていた。「祖父も、父もしてきたことだから」 それがメレンケリの口癖だった。彼女は自分が軍事警察署で働くことは、家系的に仕方ないことであるし、力を脅しとして使うことも納得していた。 しかし、西の王国サーガス出身の青年、グイファスと出会ったことで彼女の考え方が変わる。 石にする力は、本当に人を不幸にすることにしか使えないのか。石にしてしまったら、本当に二度と元に戻すことができないのだろうか。 人とは違う特別な力を持った、メレンケリのお話。*「小説家になろう」さん、「ノベルアップ」さんにも投稿しております。…続きを読む